2人の男に誘拐されていた少女、チャットアプリの「Snapchat」の機能が鍵となって救出される

2022年1月14日にフランスで14歳の少女が2人の男に誘拐されるという事件が発生しました。当初、警察は彼女がどこに連れていかれたのかわからなかったようですが、スマートフォンのSnapchatアプリのGPS機能を利用して捜索後、救出されたとのことです。

南フランスにあるマルセイユのラ・カビュセルに住んでいた少女は2022年1月9日の週の後半に家出。その後、彼女は「自宅に泊めてあげる」と名乗った26歳の男が住むアパートに入りました。アパートに入ると、そこにはもう一人の64歳の男がおり、大麻を吸わされた少女は2人の男に代わる代わるレイプされたと述べています。

そして、2022年1月14日の朝、少女はInstagramで「誘拐された」と両親にメッセージを送信。このメッセージを見た両親は警察に「娘が誘拐された」と通報しました。しかし、警察は捜索を開始するも、どこに連れていかれたのか特定することができませんでした。

そこで警察は両親に対して「(誘拐された)娘にSnapchatのGPS機能を有効にするよう伝えてください」と依頼。その後、メッセージを見た少女は同機能を有効化したことにより、警察は少女がいるアパートを特定することに成功しました。

その日の夜に警察はアパートに乗り込み、少女を救出。そして、誘拐犯である2人の男は「性行為は合意があった」と述べていたものの、誘拐と未成年をレイプした罪で逮捕・起訴されました。

なお、SnapchatのGPS機能を使って捜索しようと考えたのは若い女性警察官のアイデアだそうで、彼女の機転のおかげで今回の救出につながったようです。ちなみに、救出された少女は大麻による症状が確認されたため、病院で治療を受けたあと家族の元に戻ったとのことです。