AppleがiPhone用に提供しているiOSにおいて、2021年中に公開予定のiOS 15に「アプリ間で画像やテキスト」をドラッグ&ドロップが可能になることが明らかになりました。これまで、アプリ間でのデータの共有は面倒な操作が必要だっただけに、iOS 15公開後はより利便性が高くなりそうです。
- iOS 15 Lets You Drag and Drop Images and Text Across Apps - MacRumors
- iOS 15 Preview - Features - Apple
記事作成時点において、Appleが公開しているiOSの最新版は14.6で、iOS 15は開発者向けにベータ版として提供されています。これまでに発表されていたiOSの新機能とされていた機能には「FaceTimeがZoom等の『Web会議用アプリ』として使用できる」「写真の文字をテキスト化する『LiveText』が追加される」「動画や音楽を友人と共有できる『SharePlay』機能の追加」等、多くの機能が追加されることが発表されていました。
そんな中、今回発見された「アプリ間で画像やテキストをドラッグ&ドロップする機能」は比較的地味な機能です。しかし、記事作成時点で「アプリ間で画像やテキストを移動させる操作」をやろうとすると、コピー&ペーストでも代用できる部分もあり、不要に感じる人もいるはずです。しかし、ドラッグ&ドロップ機能は複数の画像などをまとめて移動させることもできるため、利便性自体は間違いなく上がるはずです。
「アプリ間のドラッグ&ドロップ機能」をAppleがスマートデバイス向けに提供を開始したのは2017年のことになりますが、それはiPad専用の機能とされていました。それから4年経って、iPhone用のOSであるiOSにも提供されるようです。実際にiOS 15のベータ版で操作している様子はMacStoriesの編集長であるフェデリコ・ヴィティッチ氏がTwitterで実演しています。
Using cross-app drag and drop on iPhone in iOS 15. Finally 🎉 #WWDC21 pic.twitter.com/1RbyPBGfcq
— Federico Viticci (@viticci) June 7, 2021
スマートフォンを使用していて、ドラッグ&ドロップを使用する場面は少ないかもしれませんが、いざ必要となったときに困ることがあるので、このような機能が追加される非常に喜ばしいことと言えます。