「サイバーパンク風?」イギリスBBCが公開した東京五輪のPVに海外「なんか違くね」との声

画像: YouTube(BBC)

2021年7月23日から開催される東京オリンピックの放送に向けて、イギリス国営放送のBBCがプロモーションムービーを作成し、公開されました。このムービーを見た海外の人々は「本来の日本の雰囲気とズレているような……」との戸惑いの声が多く寄せられています。

BBCが公開した東京オリンピックのプロモーションムービーでは「昭和を思わせるような東京の下町の風景」「特殊なデザインが施されたマンホールの蓋」「アーケードゲーム」「ガチャガチャ」「夜のネオンサイン」などの映像が散りばめられています。

このムービー自体の完成度は非常に高く、「BBCはPVの作成にかなり大きな額を投入したこと」がわかります。しかし、東京のごく一部の地域の様子にフォーカスされた映像となっており、この映像を見た日本人、海外の人の反応は「なんか違和感が……」という反応となっているようです。実際にYouTubeのBBCチャンネルで公開しているムービーは以下から確認することができます。

この映像を見た日本人の反応から見てみると「完全に昭和のイメージ」「香港のイメージが混じってる?」「映像はかっこいいけど日本はこんなんじゃない」「ブレードランナーのイメージに引っ張られてる」「逆にこういう国に行ってみたいわ」といった声が多く寄せられていました。やはり、本来の日本のイメージから若干ズレた内容に違和感を覚えている人が多いようでした。

海外の人々の反応はと言うと「ブレードランナーのイメージが色濃く出た『サイバーパンク風』なムービーだな」「東京には確かにこういった風景もあるけど、大部分の光景じゃないね」「日本の文化を過度に誇張した内容だね。でもこういった部分があるのは事実と言えば事実だよ」「これはこれでカッコいいんだよなぁ」との声が寄せられています。それでも、総評としては内容に一部違和感はあれど、ムービー自体の出来は高いと評価する声が多いようでした。

記事作成時点で東京オリンピックの組織委員会は「無観客」か「観客を入れるのか」もはっきりしていません。しかし、東京オリンピックの大会の開催形式がどのようになるのか、その影響が選手たちのパフォーマンスにどのような影響が出るのかについて、今後よい資料となるのは事実なので、要注目の大会となるかもしれません。