遊園地デートの代名詞といえば、観覧車を挙げる人が多いはず。本来、このアクティビティは完全プライベートなゴンドラの中で恋人とゆったりとした時間を過ごすために利用されるものです。しかし、富士急ハイランドはそんな常識を覆し、2021年7月21日から2台のゴンドラ限定で監獄型のゴンドラに変更し、スリリングな体験を楽しめるようにしたとのことです。
富士急ハイランドの観覧車である「シャイニング・フラワー」には4人乗りの通常ゴンドラが28基、天井から床に至るまで透明化した2人乗りのスケルトン仕様のゴンドラ4基の計32基で稼働していますが、2021年7月21日から通常ゴンドラを更に2基減らし、2人乗りの監獄ゴンドラを2基追加すると発表しています。
富士急ハイランドは監獄ゴンドラについて「お仕置きゴンドラ」と謳っており、「ステンレスの網で作られた牢屋に閉じ込められ、吹きさらし檻の中で隙間から景色を楽しみつつ、スリルも味わえる」としています。本来、観覧車は密閉された空間となるため、上空の空気を肌で感じられるというのは面白いアイデアかもしれません。
画像: 富士急ハイランド
シャイニング・フラワーは高さ50メートル、1週回るのに約11分かかるとのこと。このため、普通のゴンドラで景色を見るのもいいですが、実際の空気を感じながら遠目に見える富士山を一望するのもアリかもしれません。また、普通の観覧車は「スリルがなくて面白くない」という人には、この監獄ゴンドラは魅力的に感じる人もいると思います。
ゴンドラから見える景色を撮影したい人には不向きかもしれませんが……