「娘の暇つぶしに習わせてみたら」4歳でカーネギー・ホールでの公演を勝ち取った天才ピアノ少女

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世界の様々な劇場の中で、有名な劇場の1つにニューヨークのカーネギー・ホールが挙げられます。ここで演奏をするというのは世界中のミュージシャンにとって「憧れ」でもあるのですが、ピアノを始めて約1年の小さな女の子がエリート国際音楽コンクールで優勝し、カーネギー・ホールで演奏する権利を獲得したとのことです。

カーネギー・ホールでの演奏を勝ち取ったのはブリジット・シエさんで記事作成時点で年齢は4歳です。そんな彼女は楽譜を読むことができ、ベートーヴェンの「ソナチネ ヘ長調」をコンクールで演奏して、カーネギー・ホールで演奏する権利を得ることに成功しました。しかし、彼女はピアノを始めて1年程度しか経っておらず、そんな状態でコンクールを最年少優勝したことで一気に注目されることとなったのです。

コネチカット州のリッジフィールドに住むブリジットさんの父親のタオ・シエさんは「ブリジットに才能があると思ってピアノをやらせたわけではありません」と語っており、新型コロナで街がロックダウンされたので、「娘の暇つぶし」になればいいなと思ってZoomでピアノレッスンを習わせたのが始まりだったそうです。

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ブリジットさんのピアノの先生であるフェリシア・フォン・チャン氏は「ブリジットが私のピアノレッスンを最初に受けたのは3歳と2カ月くらいのときでした。彼女は好奇心がとても旺盛で「学ぶのが大好きな子」だと感じたのを覚えています。これは私たちの世界では『情熱』と呼んでいます」と語り、ブリジットさんのピアノを貪欲に学ぼうとする姿勢が今回の結果につながることになったとしています。

実際のブリジットさんがピアノを演奏している様子はBBCが取材した以下のムービーで確認することができます。