「わざと轢かれたふり」をして賠償金を得ようとした男性、車載カメラで悪事が全部バレて逮捕

画像: Facebook(Slidell Police Department)

アメリカのルイジアナ州にあるスライデル警察は2021年9月3日に「バック中の車に轢かれ、ひき逃げをされた」と男性から通報を受けました。その後、警察が捜査を行ったところ、男性を轢いた車が発見され、その車載カメラの映像から男性が自ら事故に遭ったふりをしていたことが明らかになり、逆に逮捕されたとのことです。

この男性は同州に住むアーサー・ベイツ・ジュニア容疑者(47歳)で「ガソリンスタンドでバックしていた車に轢かれ、首と背中、そして足を負傷した」と警察に通報しました。警察は即座に救急車を手配し、現場に急行しました。

その後、警察はベイツ容疑者の証言をもとに「ひき逃げした車」を追跡し、運転手を発見。その後、運転手の供述から「ベイツ容疑者自身がバック走行していた車に飛び込み、転倒して怪我をしたフリをしていた」ことが明らかになりました。なお、運転手はひき逃げをしたのではなく、ベイツ容疑者にわざとぶつけられたことを確認し、呆れて現場を立ち去ったようです。

その後、車の車載カメラの映像を分析した警察は「ベイツ容疑者が嘘をついていて、運転手が本当のことを話していることを確認しました」と語っています。実際にベイツ容疑者がわざと車に体をぶつけている様子はFacebookの現地警察(スライデル警察)が公開しているムービーで確認することができます。

警察によると、ベイツ容疑者はこの事実が明るみになったため、「虚偽の通報で緊急車両を呼んだ容疑」で逮捕されたとのことです。