「地球上にブラックホール?」Googleマップで謎の穴が存在することが確認される

画像: Google マップ

Google マップを閲覧していたとあるユーザーが太平洋の中央部にポカンと開いた大きな黒い穴があることを発見しました。このユーザーは「黒い穴」の存在を海外の掲示板サイト「Reddit」に投稿したところ、多くのユーザーの間で陰謀論が囁かれることになったとのことです。

この穴のように見えたものは太平洋中央部に浮かぶキリバス領のヴォストック島(Vostok Island: Google マップではボストーク島と記載)でした。この島は四方を砂浜で囲まれており、船やヨットを接岸・停泊できる場所が存在しないことから、上陸の難しい無人島として知られています。

Google マップやGoogle Earthでヴォストック島を見ると、四方を白い砂浜で囲まれていることがわかります。島の中央部は黒く塗りつぶされているような状態となっており、見方によっては「地球に真っ黒い穴が開いている」ようにも見ることができます。

画像: Google Earth

Google マップなどでは「軍事拠点」など、衛星写真をそのまま表示するとセキュリティ上問題がある場所は黒く塗りつぶされることがあります。このため、Redditのユーザーの間では「(地球上に突如現れた)ブラックホールか」「こんなところに軍事基地が?」「異世界への入り口がこんなところに?」などの憶測が流れるようになったそうです。

しかし、人が立ち寄ることがそもそも難しい無人島を隠す必要はないことから、このヴォストック島で群生する「ピソニア属の木々」の影響で黒く見える可能性が高いことがわかりました。あるRedditのユーザーは「写真では黒く見えるけど、実はとても濃い緑色でピソニアの木の森かもしれないね」と語っています。