「握手と見せかけてパンチ」バスケットボールの試合後に相手選手へ暴行を働いた少年が起訴される

画像: Twitter (Ballislife.com)

2021年11月30日にアメリカのアイオワ州にあるカーライル高校とネバダ高校の試合が行われました。そして、試合終了後に行われた各チームの選手同士で握手を交わす際にカーライル高校の選手であるカーター・プレノシル被告(17歳)が相手チームの選手に暴行し、4針縫うけがをさせたとして逮捕後、起訴されたとのことです。

カーライル高校の学生でこの一部始終を目撃したアダム・オリンガーさんは「体育館全体が大騒ぎになりました。騒ぎを見た人は『何が起こったのか』『何をしたら良かったのか』全くわかりませんでした。気が付けば、(プレノシル被告に)殴られたネバダ高校の選手は気絶していました」と語っており、当時体育館にいた人々の多くは混乱している様子だったとしています。

プレノシル被告は試合終了後の握手の際にネバダ高校のタイ・ディトマー選手に腹部へのパンチを放ち、その反動で腕を引き、同じ腕で顔面にパンチを浴びせました。その衝撃でディトマー選手は気絶し、唇に4針縫うけがを負ったものの、2分後には意識を取り戻したとのことです。このときの様子はBallislife.comがTwitterに公開しているムービーで確認することができます。

プレノシル被告がディトマー選手を殴った原因は明らかになっていませんが、一部の生徒によると「この2人は以前、互いを侮辱していた」と語っていたそうで、2人の間でなんらかの因縁があり、それが原因でこの事件が発生した可能性があるとみられています。

カーライル警察はプレシノル被告を逮捕後、「故意による障害で相手に重傷を与えた」として起訴されました。プレシノル被告は起訴された後に刑務所に収容されましたが、1万ドル(約113万円)の保釈金を支払い、保釈されたとのことです。