「これがジムナストだ!」体操選手が左右交互に着地する片手連続バク転のギネス記録を更新

画像: Instagram (Guinness World Records)

南アフリカの体操選手であるザマ・モフォケング選手が「左右交互に着地する」連続バク転(後転とび)のギネス世界記録を樹立しました。今回達成した記録は連続31回とのことです。

モフォケング選手は以前、同じ手で着地する連続バク転で36回という記録を叩き出し、ギネス世界記録を樹立していました。今回、彼が実施したのは着地する手を左右交互に行う形で実施するというものです。体操競技において、バク転は主にゆかの種目で行われます。なお、ゆかの種目で選手が演技を行う場所ではタンブリングバーンと呼ばれる「跳ねる(反発力のある)」ゆかを使用しているため、通常よりも高いジャンプが可能になったり、バク転などの演技もしやすくなります。

しかし、今回のギネス記録に挑戦はタンブリングバーンではなく普通のアスファルトの道路で行われます。アスファルトの道路ではタンブリングバーンのような反発力がないため、バク転で手を着地させた際に手や手首にかかる負担も大きくなることから難易度は跳ね上がるのです。さらに片手で着地する場合は片方の腕で自分の体重以上の衝撃に耐える必要があるため、さらに高難度となります。

このため、Guinness World RecordsのInstagramのアカウントでは「モフォケング選手の心を揺さぶるようなパフォーマンス」と紹介して、この記録に挑戦したモフォケング選手の映像を公開しています。

この挑戦映像を見たInstagramのユーザーは「この挑戦は本当にすごい」「この人と体の強さは称賛すべき」といったモフォケング選手を祝福するコメントが大多数を占めているようでした。このムービーは記事作成時点で12万2000回再生されています。