48歳の女性「22歳になりすまし」2年間を過ごす、大学に入学して彼氏も作ってしまう

Facebook (Mountain View Police Department)

相手に年齢を若く見せるためサバ読みをしたいと思っても、現実的には1、2年程度、童顔の人でも10歳程度までが限度だと考えられます。しかし、アメリカのミズーリ州に住む48歳の女性は別居中の20歳以上歳の離れた娘になりすまし、2年間もの間、誰にもバレることはなかったとのことです。

2016年1月に当時43歳のローラ・オグレスビーは当時別居中で22歳だった娘のローレン・アシュレイ・ヘイズさんの名前で社会保障カードを申請し、取得後に運転免許証の取得も行いました。その翌年の2017年にはサウスウェスト大学に入学し、奨学金も受けていたそうです。

その後、学生ローンの貸与や、学生向けの経済支援などで17000ドル(約193万円)以上の支援を受けたオグレスビーは20代の女性として大学生活を謳歌し、市立図書館にも就労。さらには実年齢より20歳以上若い男性とも付き合っていたのです。

このように順風満帆かのように見えたオグレスビーの暮らしぶりだったのですが、アシュレイ・ヘイズさんの身元が実際の住所と一致していないことなどからアメリカ当局にマークされてしまいます。そして、2018年8月に州当局から「娘のIDを偽っていると思われるオグレスビーがマウンテンビューの地域に住んでいる可能性が高い」と連絡を受けたマウンテンビュー警察はオグレスビーを逮捕しました。

オグレスビーは5年の懲役刑が課され、サウスウェスト大学から受け取っていた金額の返還と娘のアシュレイ・ヘイズさんへの賠償金で合計25000ドル(約284万円)の支払いが命じられました。マウンテンビュー警察で署長を務めるジェイミー・パーキンス氏は「彼女は2年もの間、若い女性として生活を送ることができましたが、実の娘からの信用は完全に失墜してしまいました」と今後の家族関係を危惧していました。