インドの野生動物当局によると、自宅の敷地内に捨てられていた2匹の子猫を拾った男性が自宅内で保護をしていました。しかし、保護した男性は2匹が猫とは思えない「唸り声」をあげたことから、警察に通報。後に保護した2匹の動物はヒョウであることが判明したそうです。
マディヤ・プラデーシュ州の森林局の発表によると、農夫を営んでいたキラン・ギリさんは自身の畑で寒さに凍えている2匹のヒョウの子どもを発見。ギリさんは2匹は捨てられた子猫で「寒さに苦しめられてかわいそうだ」と思い、家の中に連れ帰ってきました。
そして、3日ほど家の中で世話をしていると、2匹の体調は回復し、元気になっていったようです。すると、この2匹は鳴き声ではなく、唸り声をあげるようになりました。不審に思ったギリさんは近所の人たちにもこの唸り声を聴いてもらったところ「この2匹は猫じゃなくヒョウじゃないか」と指摘されました。
その後、ギリさんは地元の警察に通報。警察からの知らせを受けて森林局の担当者がギリさんのもとを訪れました。担当者が2匹を見たところ「この2匹は子猫ではなく、ヒョウの子どもでそれぞれオスとメスであること」が確認されました。
2匹のヒョウの子どもは森林局の担当者に連れられ、地元の保護センターに送られ、同センター内で保護されているとのことです。
ペンギン議長の一言
ネコ科の動物は鳴き声だけだと確かに猫にしか聞こえませんからね。ギリさんが誤解したのもなんとなく察してしまいます。