驚異のバランス感覚を持つ兄弟、頭上に人を乗せて100段の階段を上り世界記録を達成

画像: YouTube (Sputnik Việt Nam)

スペインのカタルーナ州ジローナにある聖マリア大聖堂において、2021年12月24日に2人1組で行う「頭上にもう一人の人の頭を乗せて階段を上る」という種目でギネス世界記録が樹立されました。この記録に挑戦したベトナム人の兄弟は100段の階段をわずか53秒で上り終えたとのことです。

この記録にチャレンジしたのはベトナム人のクオック・コー(37歳)とクオック・ニエップ(32歳)の兄弟で100段の階段を53秒で上り切り、2016年に自身が記録した世界記録より10段高い階段を上りました。

記録に挑戦した会場である聖マリア大聖堂は2016年に彼らが記録に挑戦した会場であり、90段の階段しかありませんでした。そこで、イベント主催者側は兄弟のために急ごしらえで10段の階段を増設して、記録にチャレンジできるようにしたそうです。

コーさんによると「主催者によって設営してもらった追加の10段は『聖マリア大聖堂の90段の階段』と比較すると、高さも材質も異なります。しかも、私たちは事前に練習する機会が得られなかったので成功できるかは未知数でした」と語っており、最後の10段が「ぶっつけ本番」になっていたとのこと。実際のチャレンジの様子はYouTubeのSputnik Việt Namが公開しているムービーで確認することができ、最後の10段の手前から慎重に階段を上っていることがわかります。

コーさんは「私たちはこれまでの経験を生かしてペースを一定に保てたため、今回無事にゴールすることができたのだと考えています」続けており、日々の練習の成果を本番でも出せたと述べていました。コーさんとニエップさんは2021年内はスペインに滞在し、2022年1月2日にベトナムに帰国するとのことです。