カナダのノバスコシア州にあるロックビュー高校に通う14歳のマリア・ミハイさんは同国内の数学コンテストに参加した約8000人の中から上位50名に入り、ヨーロッパ女子数学オリンピックのカナダ代表チームのメンバー入りまであと一歩のところにいるとのことです。
ミハイさんが数学に興味を持ったのは小学校4年生（日本の小学校5年生相当）のときで、「ダルハウジー大学の教授が数学クラブを開いていて、その説明を受けたときに『私もやってみたい』とお母さんに相談したのが始まりです」と語っています。
彼女は2021年10月に行われたCanadian Open Mathematics Challengeに出場し、約8000人の応募者の中から女子選手の中で上位50人の1人に選ばれました。そして、ミハイさんは「ヨーロッパ女子数学オリンピック」の代表チーム選考試験の参加資格を得たのです。
「この試験では上位15名が選ばれるので私もそこに入れるように頑張りたいです」とミハイさんはインタビューで述べており、最終的に代表チームに選ばれるかは総合的に評価されるため、わからないものの、上位15人には選ばれたいと意気込みを語っています。
また「仮に今回の数学オリンピックに出場できなかったとしても、自分の改善すべき点がわかるので、次のオリンピック出場に向けての励みになります」とも続けており、ミハイさんは「とにかく、何事に対しても自分から積極的に動いて、情熱を持って何かに打ち込むことこそが一番重要なのです」と話していました。
