ニンジンの仮装をしてフルマラソンに出場した男性、2時間44分12秒で完走してギネス世界記録を樹立

画像: Facebook(Release Recovery Foundation)

2022年1月17日にアメリカのアリゾナ州にあるフェニックスで開催されたロックンロール・アリゾナマラソンの大会にニンジンの仮装をして出場した男性が42.195キロメートルの距離を2時間44分12秒で完走し、ギネス世界記録を樹立しました。これまでの記録は2時間45分8秒だったため、約1分ほど記録を更新したとのことです。

ニンジンの仮装をして、フルマラソンの大会に出場したジョーダン・マドックスさんは薬物乱用で苦しんでいる人々を支援するための非営利団体であるRelease Recovery Foundationで寄付金を集めるためのかつどうとして出場していたそうです。

同氏自身も過去に薬物乱用で苦しんだ経験があるようで「そんな状態から回復する過程でランニングに取り組むようになりました」と述べています。そんな彼は自分と同じように薬物乱用で精神疾患や依存症から回復するための支援金を集めるためにフルマラソンを野菜の恰好をして走るギネス世界記録に挑戦することにしました。

この大会でマドックスさんは2時間44分12秒というタイムで42.195キロメートルの距離を走り切り、2017年にアンドルー・ローレンスさんが記録したギネス記録を56秒更新。この偉業について、イギリスの世界ニンジン博物館が同氏に祝福のツイートを行っています。

マドックスさんは2020年に同大会でバナナの仮装をしてフルマラソンを行っており、そのときは2時間41分27秒で完走し、果物に仮装してフルマラソンを完走するギネス世界記録も持っているようで、マラソンを走る能力自体も高いといえそうです。