「飛距離約77m」紙飛行機の世界記録が10年ぶりに更新される

画像: YouTube (ギネス世界記録 公式チャンネル)

これまでに記録されていた紙飛行機のギネス世界記録は2012年に記録された226フィート10インチ(約69.13メートル)となっていました。それから10年経過して韓国でこの記録が破られることになりました。今回更新された記録は252フィート7インチ(約76.98メートル)で前回記録を約8メートル近く更新したとのことです。

今回、記録を更新した紙飛行機はマレーシアのチー・イー・ジエンさん、韓国のシン・ムンジュンさん、キム・ギュテさんの3人の合作によるもので、デザインをチーさんが担当し、シンさんが飛行機折りを担当、キムさんが紙飛行機を飛ばす役割を担っていました。

この挑戦は8回の紙飛行機を飛ばし、その中で最高の記録を計測するルールとなっており、252フィート7インチ(約76.98メートル)の記録を樹立。これまでの世界記録を約26フィート(約8メートル)更新することに成功しました。実際に挑戦している様子はYouTubeのギネス世界記録 公式チャンネルで確認することができます。

チーさんは2019年にも世界記録に挑戦していたようですが、この挑戦が失敗に終わった後、シンさんとキムさんの3人でチームを組むことを決定したそうです。チーさんによると「紙飛行機のコミュニティ自体は非常に小さいのですが、世界中のユーザーはみんな知り合いなのです」とのことで、チーム結成当初から互いの実力やスキルは知っていたと述べています。

今回、チーさんは紙飛行機の設計のみを行っており、今回の挑戦には参加していなかったようですが「(今回紙飛行機を折った)シンさんとは10年来の知り合いであり、メールやSNSを通じて、より高く、より遠くへ飛ばす紙飛行機について深く議論してきました」として、これまでの努力や工夫が新記録につながったことに喜びを感じているようでした。