カナダのブリティッシュコロンビア州にあるロッキーポイント・パークにいた男性が車でボートを引き上げ中に車ごと海に引きずり込まれる事故が発生しました。当時、この男性はボートの上にいて、海に引きずりこまれそうになったときにボートから飛び降りたものの、頭のすぐ上を車が通り過ぎることになりましたが、なんとか軽傷で済んだようです。
この事故を目撃し、事故当時の映像を撮影したジョシュ・ビショップさんによると、被害者の男性が車でボートを海から引き上げているときに、ボートのプロペラが斜面に当たったことで大きな異音を響かせていたとのこと。
男性は車のサイドブレーキを引き、ボートに乗り込み様子を確認していたところ、ボートと男性の重さで耐えきれなくなった車が海に引きずり込まれることになりました。男性は咄嗟にボートから飛び降りたものの、飛び降りた先がボートと車の間の場所で着地直後に頭のすぐ上を車が通り抜ける状態になります。その後、身を屈めた男性は車に巻き込まれず、九死に一生を得る形となりました。事故当時、ビショップさんが撮影したムービーは以下から確認することができます。
この事故の直後、映像の撮影をやめたビショップさんは被害男性のそばに駆け寄ったそうです。当初、ビショップさんは男性が大怪我したと思い「救急車が必要か?」と尋ねましたが、男性から「必要ない」と返事をしました。その後、駆けつけた警察と消防により、海に落ちた車とボートは引き上げられたようです。
ビショップさんによると、被害男性は「擦り傷があり、少し出血もしていた」ようですが、とくに大きな怪我もなく、そのまま現場を立ち去ったとのことでした。