画像: YouTube (KTVU FOX 2 San Francisco)
マラソンやハーフマラソン、その他の長距離走の種目は肉体にかかる負荷を最小限に抑えるため、基本的に何らかの重い荷物を持って大会に出場することはありえません。そんな中、アメリカのカリフォルニア州のオークランドで開催された「オークランド・マラソン」のハーフマラソン(21.0975キロメートル)に子どもを5人乗せたベビーカーを押して2時間19分で完走したお父さんが登場したとのことです。
5人の子どもの父親であるチャド・ケンペルさんは過去にも5人の子どもを乗せたベビーカー押しながらフルマラソンや10キロメートルのレースに参加。完走を果たした経験を持っています。そして、そのいずれもギネス世界記録に認定されているそうです。
そして、これらのギネス世界記録にハーフマラソンを加えるため、ケンペルさんは2022年3月20日に行われたオークランド・マラソンのハーフマラソンに出場。4歳の子どもを5人をベビーカーに乗せて2時間19分のタイムで完走することを達成したようです。実際にハーフマラソンを走っている様子はYouTubeのKTVU FOX 2 San Franciscoが公開しているムービーで確認することができます。
なお、今回挑戦した記録は過去に誰も挑戦したものではなく、初めてだったとのこと。初回の記録が認定されるためには予めギネスの審査員からは設定された記録を上回る必要があるようです。そして、今回ケンペルさんに言い渡されていた記録は「ハーフマラソンを2時間30分を下回るタイムでゴールすること」でした。
ケンペルさんは2時間30分を切るために、ひたすら激走。レース中、ベビーカーの子どもたちから「パパ、もっと速く走って!」と言われたそうですが「私は汗だくで死にそうになっていましたよ。特に上り坂はとてもきつかったです。子ども5人とベビーカーの重量が体にのしかかってきますからね」と道中の苦労を語っていました。
今回、ケンペルさんは2時間19分のタイムで完走することができたため、見事ギネス世界記録に認定。今後について尋ねられたケンペルさんは「今回でギネス記録への挑戦は終わりだと考えています。それでも今後もレースに(1人で)参加する予定ですよ。できれば、子どもたちも一緒に走ってくれると嬉しいですね」と述べていました。