ディズニーの人気作品がいつでも視聴できるサブスクリプション型のストリーミング配信サービスである「Disney+(ディズニープラス)」ですが、2021年3月26日よりアメリカで月額料金の値上げが行われました。その理由について、CNETが報じています。
Disney Plus is hiking prices starting tomorrow - CNET
「Disney+」は2019年11月よりアメリカでサービスが開始され、サービス開始初日に登録者数が1000万人を達成、記事作成時点では全世界で1億人に達するなど、非常に大きなストリーミング配信サービスに成長しています。特にアメリカのユーザーが多く、同国内では巨大ストリーミング配信サービスの1つになりました。
利用料金の値上げ自体は2020年12月に発表されており、アメリカのユーザーには既に周知されているものです。この値上げについて、ディズニーでCFO(最高財務責任者)を務めるクリスティン・マッカーシー氏は「Disney+の価値の上昇を反映させたものです」と語っており、市場価値が上昇したため、月額料金の値上げに踏み切ったとしています。
また、Disney+以外のサービスでも同様のことが起こっています。会員数が2億人を超えるNetflixでは2021年の1月にアメリカでサービス費用を値上げを行っていました。
このように、ストリーミングサービス業界で確固たる地位を築いたサービスが独自に価格改定戦略をとっているということがわかります。
ペンギン議長の一言
競合サービスを軒並み排除し、確固たる地位を築いてしまえば、強気の価格設定ができるという代表例ですね。競争相手がいないので、価格上昇するのは仕方ないことですが、これらを脅かすような画期的なサービスは新たに出てくるのでしょうか。