2021年4月12日にインドの新型コロナ感染者数が1日あたり約17万人に達しましたが、1週間も経たずに1日の感染者数が23万4692人到達してしまいました。以前からヒンドゥー教の儀式であるクンブ・メーラや選挙集会によるクラスター感染の影響が懸念されていましたが、現実になってしまった格好です。
インドの記録的な感染者数により、同国の累計感染者数は約1450万人、累計死者数が17万5649人となっています。インドの首都ニューデリーでは1日の感染者数が2万4000人に達し、ニューデリーのアルヴィンド・ケジュリワル首都圏首相は「陽性率が約25%となり、非常に深刻な状態です。また、ニューデリーの病床数も非常に不足しています」と発表しました。
特に同首相は「酸素供給装置が非常に不足している状況」であることを強調しており、酸素供給装置を備えた重症患者用のベッドが足りず、事態が深刻化していることを伝えています。
記事作成時点でインド政府は病床数の低下や酸素供給装置の不足、ワクチン量の不足しているにも関わらず、クンブ・メーラや選挙集会を強行した形となっており、ナレンドラ・モディ首相をはじめ同国政府に対する批判が強まっているとのことです。
実際に2021年に開催された「クンブ・メーラ」の様子はYouTubeのGlobal Newsチャンネルが公開しているムービーで確認することができます。
また、インドの1日の感染者数が約17万人に達し、同国が新型コロナの24時間感染者数で世界一となってしまったときの記事は以下で読むことができます。