Amazonを創設したジェフ・ベゾス氏がCEOを退任、後任はAWSのCEOが就任

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Amazonの創設者であり、CEOでもあるジェフ・ベゾス氏が2021年7月5日を持って退任することを発表しました。同氏の後任にはAmazon Web Services(AWS)のCEOを務めるアンディ・ジャシー氏が務めるとのことです。

ベゾス氏は1994年にCadabraという会社を立ち上げました。その後、弁護士が社名を呼ぶ際に「Cadaver(死体)」と呼んだことをきっかけに社名変更を決意。1995年に「Amazon」に改名しました。その後、1995年にオンライン書店としてサービスを開始しました。

その後、扱う商品を音楽CDやDVD、ソフトウェア、ゲーム、同社製IT端末など商品の幅をふやしていき、記事作成時点では名実ともに「世界一のオンラインストア」となりました。そして、2018年には1990年台後半から2000年台前半に隆盛を極めていたMicrosoftの時価総額を抜いて、世界第3位の企業となっています。

そんな世界第3位の企業のCEOを務めたベゾス氏は当然ながら豊富な資産を持っています。Forbes誌によると、ベゾス氏の純資産は約2020億ドル(約22兆4000億円)に達しているとのことで、1998年の自身の資産から約1960億ドル(約21兆7300億円)増加しているそうです。

同氏は今後Amazonの会長という立場となりますが、その椅子に座り続けるつもりではないようで、自身が立ち上げた航空宇宙企業「Blue Origin」や事前活動に注力することになります。また、2021年7月20日はBlue Origin社が開発中の有人宇宙船「ニューシェパード」にベゾス氏と弟のマーク氏が乗り込み、一緒に宇宙に飛び立つことも計画しています。

このため、ベゾス氏はAmazonのCEO退任後も精力的に活動を続けていくようです。