ミネソタ州のバーンズビル市のケラー湖でサッカーボール大の大きさの金魚が捕獲されました。この金魚は元々人に飼育されていたものと見られており、誰かが湖に放してしまったことで、ここまで巨大になったものと考えられています。
ミネソタ州自然資源局は「金魚を数匹ぐらい池や湖に放流することは無害なように感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。金魚はコイ科の一種で繁殖力が非常に高く、厳しい冬も生き抜くことができます」と語り、金魚の繁殖力と生命力が高い点が問題になると説明してしています。
そして、「金魚は思いのほか巨大化するため、食欲も旺盛です。当然、水場にある植物を根こそぎ食べてしまうことで、水質が悪化や本来その場所に生息していた魚たちの餌場がなくなったりすることで、生態系にも影響を与えてしまうのです」と同局は金魚を放流することの危険性を語っています。
バーンズビル市ではペットとして魚を飼っている飼い主が近隣の湖や川などに捨てることを禁止しており、今回捕獲された金魚の写真とともにTwitterで「ペットの金魚を池や湖に放さないでください。それらは思いのほか成長し、植物を根こそぎ食い荒らすことで水場の底質を悪化させます。これらは実際にケラー湖で発見したした金魚です」とツイートし、注意を呼びかけていました。
Please don't release your pet goldfish into ponds and lakes! They grow bigger than you think and contribute to poor water quality by mucking up the bottom sediments and uprooting plants.
Groups of these large goldfish were recently found in Keller Lake. pic.twitter.com/Zmya2Ql1E2— City of Burnsville (@BurnsvilleMN) July 9, 2021
このツイートに対し、「数年前にもここで巨大な金魚を捕獲したことがある」とする意見やあまりの大きさに「リアルなコイキングだ」として、ポケットモンスターに登場するモンスターの1つに例える人もいました。