新型コロナによる死亡者の99%は「ワクチン未接種者」であることがアメリカで確認される

画像: Twitter(Genshin Impact: miHoYo)

アメリカのテキサス州保険省の調査によると、2021年2月1日~2021年7月14日までの間に新型コロナウイルスの影響で死亡した人の99.5%がワクチン未接種であったことが明らかになりました。また、デルタ株の感染拡大が著しいミズーリ州南部では新型コロナで病院に入院している人全員がワクチン未接種者であることも確認されているとのことです。

記事作成時点のアメリカでは新型コロナの中でも非常に感染力の強いデルタ株が流行しており、感染者数や入院者数、死者数が増加しています。しかも、アメリカの一部地域ではこれらの数字が2020年冬のピーク時よりも多くなっているようです。

トランプ政権時代にアメリカ食品医薬品局(FDA)の長官を務めた医師のスコット・ゴッドリーブ氏は「新型コロナウイルスのデルタ株は非常に感染力が強く、ワクチン未接種の人や一度も感染したことのない人のほとんどが感染してしまうのです」と語り、ワクチン接種の必要性を語っています。

記事作成時点でアメリカで販売されている新型コロナワクチンはモデルナ製、ファイザー製、ジョンソンエンドジョンソン製の3種類あります。そしてこれらのワクチンは現在流行しているデルタ株を含む新型コロナウイルスのすべての亜種に対して有効性が証明されています。

アメリカ国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)で所長を務めるアンソニー・ファウチ氏はワクチンの効果について、「ワクチンを接種しても新型コロナウイルスに感染し、陽性反応が出るケースはあります。しかし、ワクチン接種済みの人が感染しても『基本的には症状が出ない、もしくは非常に軽い症状』で済むため、重い合併症を併発することはありません」と述べています。

なお、ワクチン接種者の中で死亡したケースも調査されています。報告書によると、ワクチン接種者で死亡した10数名は全員、「高齢者」「免疫不全者」であることが分かっており、免疫力が低い人にはワクチンの効果が薄いとのことです。