「宇宙人は存在するのか?」NASAの宇宙生物学の専門家が見解をInstagramで発表

宇宙に興味がある人の多くは「地球以外の場所に生物は存在するのか」という疑問を持っているはずです。しかし、これまで何度も宇宙探査を行っていますが、記事作成時点で生命の痕跡を見つけることはできていません。そんな中、アメリカ航空宇宙局(NASA)の科学者がこの疑問に対して見解を述べています。

記事作成時点では時々、世界のどこかでUFOの目撃情報が報告されますが、その多くは誤報であり、誤報でなかったとしても「それが何なのか?」は誰にもわからず、謎のままになっています。しかし、宇宙の広さが無限であると仮定すると、観測できたものは「まだまだごく一部」なので、地球外生命体を発見する可能性は否定されていません。

NASAに務め、宇宙生物学の専門家でもあるリンジー・ヘイズ博士はInstagramのNASAのアカウントで公開しているムービーで「これは本当に興味深い質問であり、科学者たちは長い間、探求してきたものです。しかし、他の惑星に生命を発見するには至っていません」と語り、調査の過程で成果らしいものはないと説明しています。

それでもNASAは記事作成時点でも地球外生命の痕跡を追い続けており、火星にはこれまで5台のローバーと4台のランダーを送り込み、調査を行っています。しかし、調査した範囲は火星の「ごくごく一部」であるため、今後なんらかの成果が出てくる可能性も十分にあるとのことです。

ヘイズ博士は「ですから、宇宙人が存在するかしないかの結論はまだ出せないのが現状です」と語っており「宇宙はかなり大きな場所ですし、もし生命体が私達しかいないとなれば、ひどく無駄な空間のように感じます」と続けています。このため、今後も他の惑星に生命が存在するかの調査は継続して行う予定であることを同氏が説明していました。