「クリスマスパレード中に暴走車が乱入」次々と人をはね飛ばし死者5人、負傷者40人以上の大惨事に

画像: Facebook(The City of Waukesha)

2021年11月21日にアメリカのウィスコンシン州のウォキショーの町で行われていたクリスマスパレード中に赤いSUVの車が乱入し、次々と人がはねられてしまうという事件が発生しました。この暴走車の乱入により、5人が死亡、パレードに参加してた人々(大人、子ども合わせて)40人以上が負傷する大惨事に発展したとのことです。

目撃者の証言によると、この事件を引き起こした赤いSUVはパレードで様々な人々や車が行進している道路上を時速40キロメートルほどのスピードで走行していたそうです。その中で、更新中のマーチングバンドのメンバーを後ろからはね飛ばす様子も確認でき、事件当時は悲鳴が所狭しと響き、阿鼻叫喚の地獄絵図だったことが確認されています。

実際に暴走車が通り過ぎる様子はTwitterやFacebookなどで共有されており、中には実際に人をはね飛ばしている様子を撮影したものもあるそうです。以下のムービーはウォーキシャ市役所のFacebookアカウントが固定カメラでパレードの様子を切り抜いたもので、赤いSUVが猛スピードで通過していく様子を確認することができます。

ウォーキシャ警察で署長を務めるダン・トンプソン氏は「赤いSUVは子どもを含む数十人を後ろからはね飛ばしたことを確認しており、SUVを運転していたと見られる人物は逮捕しました」と語り、既に容疑者を逮捕しており、取り調べが行われているとのこと。なお、警察の発表では「テロとの因果関係はないと考えられる」とも述べており、赤いSUVを運転していた容疑者は「別の場所で事件を起こし、警察から逃走していた際にクリスマスパレードが行われている場所に侵入してしまった」ようで、今回の大惨事につながったとしています。

ウォーキシャ市長のショーン・ライリー氏は「これはウォーキシャ市にとって『トラウマ』になるような事件です。今回、事件に巻き込まれたすべての人々に心よりお見舞い申し上げます」と語っていました。