男子バスケットボールの試合でチアリーダーが「一番目立つ」大活躍を見せる

画像: Twitter (NCAA March Madness)

スポーツの試合における「ヒーロー」という言葉は「その試合で一番貢献した人」を指すものです。全米の大学で行われる男子バスケットボール大会「NCAA」のとある試合では選手ではなく、性別すら異なるチアリーダーが「試合に最も貢献する活躍」を見せ、大絶賛されているとのことです。

チアリーダーの女性が大活躍を見せたのは2022年3月17日に行われたインディアナ大学とセント・メリーズ大学の試合のことでした。試合の第2クォーターで29対45でセントメリーズ大学がリードしている場面でインディアナ大学の選手が放とうとしたシュートが相手選手の手にぶつかり、ゴール裏の最も高いところにボールが引っかかってしまいました。

こういった場面では審判が長い棒を使って、挟まったボールを取るのですが、あまりに高いところに挟まったため失敗。次にスタッフが椅子を用意して一段高いところから審判が取ろうとするも全然届かずに失敗してしまい、万事休すとなってしまいました。

すると、ゴールの後ろにいたインディアナ大学のチアリーディングチームのメンバーであるネイサン・パリスさんとキャシディ・サーニーさんが動き出します。すると、パリスさんがサーニーさんを自身の肩に乗せてゴール裏にやってくると、今度は両手でサーニーさんを下から持ち上げます。サーニーさんは両手で挟まったボールをキャッチし、事態の収拾に成功しました。

このシーンを見た解説者は「なんというプレーだ!試合の窮地をチアリーダーが救ってくれた!」と大絶賛され、観客からも大きな歓声と拍手がサーニーさんとパリスさんに送られました。

なお、インディアナ大学チアリーディングチームのInstagramアカウントでサーニーさんとパリスさんは「普段からこのような動きを何度も練習でこなしているので、今回の場面でやるのは初めてでしたが、緊張せずに安心してボールを取ることができました」とコメントを寄せていました。