「馬だって食べたいのだ」ドーナツ店のドライブスルーを利用する珍客が地元の名物に

画像: YouTube (NBC2 News)

アメリカのフロリダ州にあるドーナツ店のドライブスルーに毎週のように訪れる変わった常連客がいるようです。どうやら、その客は車に乗っているのではなく、馬に乗ってやってくるとのことで、その変わった姿に地元では非常に有名になっているとのことです。

ドーナツ店に毎週訪れる珍客は元ブルライダー(ロデオで暴れる牡牛にまたがる競技)のデビッド・ボースレイトさんで毎週決まった日に馬のジャクソンに乗ってやってくることから、従業員や同店の常連客に覚えられるようになりました。

ボースレイトさんによると、ジャクソンにまたがって、ドーナツ店までやってくるのに約6マイル(約10キロメートル)の距離を歩いてきているそうで「ドーナツ店にやってきて、帰るのに半日ほどかかっています。週1回ジャクソンとこなす、ちょっと大きなイベントになっていますね」と語っています。

ボースレイトさんはドーナツ店にやってきた際はコーヒーを頼み、ジャクソンにおやつとして「プレーンドーナツ」を買うそうです。また、ドライブスルーの受け取り口にはジャクソンの顔がいっぱいに広がりますが、従業員は馬に怯えることなく、顔を撫でてあげたりしている様子から楽しんでいる様子がわかります。実際にボースレイトさんがジャクソンに乗って、ドーナツ店を訪れている様子はYouTubeのNBC2 Newsが公開しているムービーで確認することができます。

ボースレイトさんによると「週1回のイベントですが、ジャクソンにはいい経験でもあるのです。(ドーナツ店のドライブスルーを利用するということは)車や人、いろいろなものに囲まれることになります。これを経験することでジャクソン自身の忍耐力や集中力を養うことができるのです」と語り、馬にとってもいい効果があるとしています。