「死体花」の別名でも知られるショクダイオオコンニャクがグランド・バレー州立大学で育てられているのですが、この巨大な花が7年ぶりに開花しました。この花は学名の「Amorphophallus titanum(日本語訳:変な形をした巨大なペニス)」とおり、とてつもない悪臭を放つことから世界で最も臭い花と呼ばれ、恐れられているとのことです。
- Rare corpse flower blooms at Grand Valley State for first time in 7 years, smells like rotting flesh - mlive.com
- Watch: Michigan school's 'corpse flower' blooms for the first time in 7 years - UPI.com
ショクダイオオコンニャクはインドネシアのスマトラ島に自生する絶滅危惧種に指定されており、熱帯植物に分類されています。この花は腐った肉のような臭いを放ち、その匂いつられてやってくる虫や鳥、動物たちに自らの花粉を運んでもらうために仕向けるのです。
グランド・バレー州立大学によると、学内に設置されたショクダイオオコンニャクは7年前に届けられて以来、初めて花を咲かせたとのこと。同大学で咲いたショクダイオオコンニャクの様子はYouTubeのMLiveが公開しているムービーで確認することができます。
この植物は通常、花を咲かせるために必要な大きさになるまでに約10年の歳月がかかります。しかし、一度その場で花を咲かせた後は土地に定着することもあり、次回の開花までのスパンは若干短くなるそうです。
なお、ショクダイオオコンニャクの開花時間は24時間から36時間程度と非常に短く、開花中の悪臭があっても見る価値があると同大学は述べています。また、この植物は野生のものであれば、高さ約3.7メートル、直径1.5メートルほどありますが、栽培で育てた場合はもう少し小さくなり、高さは2.4メートルほどに収まるとのことです。
ペンギン議長の一言
こういう花は悪臭を放っていても、是非見てみたいものですね。