「ホワイトハウスが飲み込めるサイズ」大きな陥没穴がチリで突如出現してしまう

画像: Twitter (Sernageomin)

チリのアタカマ州のティエラ・アマリージャ郊外にある農業地域で直径82フィート(約25メートル)、深さ650フィート(約200メートル)の大きな陥没穴が出現しました。なお、この穴の直径の大きさはアメリカの大統領が居住するホワイトハウス と同程度の広さであるとのことです。

この巨大な陥没穴はカナダのランディンマイニング社が採掘権を有する鉱山の区画内で発見されました。陥没穴が出現した原因については地質学者を派遣して調査しているところであるようです。

チリの地質調査機関である国立地質鉱業調査所(Sernageomin)はTwitterで「今週の土曜日(2022年7月29日)にティエラ・アマリージャのアルカパローザ鉱山で直径約25メートルの陥没穴が発生しました」と発表し、発生原因含め調査中であると述べました。

Sernageominのデビッド・モンテネグロ氏は「今回の陥没穴の出現で設備等への被害はなく、鉱山内で働く人々も無事でした。なお、採掘権を持つランディンマイニング社は鉱山を垂直方向に掘削された坑道(立坑)での作業を中断し、陥没穴の周囲をフェンスで囲むことで作業員が誤って落下しないための措置も行っています」と語っています。

また、Sernageominとランディンマイニング社は相互に協力し、現場周辺で働く作業員や周辺住民を守るため、陥没穴が出現した原因を解明し、あらゆる安全対策を講じるための努力を惜しまないとしています。

ペンギン議長の一言
なお、この陥没穴で記事作成時点で直径50メートルほどに成長しているようです。