斎藤佑樹選手がプロ11年目で現役引退を発表、海外「高卒でプロになっていれば……」との声も

画像: Flickr(Ryosuke Yagi)

日本ハムファイターズに所属する斎藤佑樹選手が2021年シーズン限りで引退することを発表しました。同選手は早稲田実業学校高等部に在学時「ハンカチ王子」との異名を持ち、2006年の夏の甲子園大会で優勝に導く大活躍。大学卒業後はプロ野球選手となりましたが、怪我にも悩まされ、思ったような活躍ができず、プロ11年目で引退を決意したとのことです。

斎藤選手と言えば、2006年夏の全国高校野球選手権大会(甲子園)で大活躍をし、汗をハンカチで拭う姿から「ハンカチ王子」とも呼ばれ大きな話題となりました。同大会の決勝戦ではニューヨーク・ヤンキースでエースピッチャーとしても活躍し、WBCなどの国際大会で日本代表としても活躍した田中将大選手の所属する駒大苫小牧との試合が行われました。この試合は延長15回でも決着がつかず、翌日行われた再試合でも斎藤選手が先発して相手チームに投げ勝ったことで、同選手の知名度は高校野球ファンだけでなく、一般の人にも広まるほどでした。

斎藤選手はその後、早稲田大学に進学。大学時代でも日本代表に選ばれるなどの大活躍をし、2010年のドラフト会議の結果、同選手は日本ハムファイターズに入団しました。プロ入団後は1年目に先発投手として6勝を挙げる活躍、2年目には開幕投手を務め5勝を挙げるなど、将来が期待されていました。その後は怪我に悩まされ、出場機会が激減。斎藤選手はプロ11年間で88試合に登板し、15勝26敗、防御率4.34という成績を残しましたが、プロの投手として、目立った成績を挙げることはできませんでした。

画像: Flickr(ElCapitanBSC)

このニュースを知った海外のRedditでは記事作成時点で5件のコメントが寄せられ、「甲子園のレジェンド」「彼はあまり良い成績を残すことはできませんでしたが、長い現役生活を続けており、日本ハムファイターズからは引退後も『スカウト』や『コーチ』としてチームに貢献してほしいと期待されているのでしょう」と引退を惜しむ声が寄せられていました。

他には「斎藤選手は大学でピッチングを磨くつもりだったのだろうが、(フォームを崩すなど)問題を多く抱えてしまった」「高卒でプロに行っていれば、田中将大に勝るとも劣らない活躍ができたのかもしれない」と斎藤選手が大学進学を選ばなかった方が良かったのではといった意見や「仮に高卒でプロになったとしても、そこまで目立った成績は残せなかったかもしれない」とする悲観的なコメントも寄せられていました。