「悲しすぎる」同じ選手が3度オウンゴールを決める逆ハットトリックを達成してしまう

サッカーの試合において、必死に守備をしていてもごく稀に起きてしまうのがオウンゴール(自殺点)です。しかし、女子サッカーのニュージーランド代表選手が強豪アメリカ代表との試合で3度オウンゴールを決めてしまい、逆ハットトリックを達成してしまったとのことです。

一人の選手が3得点するハットトリックの逆と言える悲劇を達成してしまった選手はイングランド女子2部リーグのリバプールに所属するメイケイラ・ムーア選手。彼女は2022年2月20日に行われたシービリーブスカップのアメリカ戦に出場しました。

この試合でムーア選手は前半5分にアメリカ代表のフォワードを務めるソフィア・スミス選手の左サイドからの速いクロスボールを咄嗟にクリアしようとしたところ、ボールがゴールに吸い込まれ1点目のオウンゴール。

前半6分にはアメリカ代表ディフェンダーのソフィア・ウエルタ選手が右サイドからのクロスボールを上げたところ、手前の選手でボールがよく見えなかったのかムーア選手の頭に直撃。これがヘディングシュートのような形になり、ニュージーランドのゴールに入ってしまいました。実際の映像はTwitterのESPN FCが公開しているムービーで確認することができます。

さらに悪いことはまだ続き、前半36分にはアメリカ代表のマーガレット・パース選手が右サイドから上げた速いクロスボールをムーア選手がクリアしようとしましたが、うまくボールに足がヒットせず、ボールがゴールに吸い込まれるという悲劇。3点目のオウンゴールの後、動けなくなってしまった彼女は交代を言い渡されてしまいました。

ムーア選手の不運の結果、ニュージーランド代表は3失点し、試合もアメリカ代表に5-0で敗れてしまいました。ちなみに、アメリカ代表はホームでの無敗記録を64に伸ばし、2021年に行われた日本代表との試合で1失点して以来、16試合連続で無失点勝利を記録しています。

ペンギン議長の一言
必死に守備を行った結果、オウンゴールになってしまうことはサッカーではよくあることです。

特に最初の2失点はあるあるのオウンゴールで、3点目については委縮してしまった結果、不運にもあのような結果がついてきてしまったものと考えられます。

試合映像を見ても、ムーア選手がわざとゴールにボールを蹴りこむような仕草は見られれませんでした。このため、ムーア選手は「神のいたずら」で起きた悲劇だと開き直って、今後も試合で活躍して欲しいと思います。