スーパーマリオワールドを41秒022でクリアしたゲーマー、ギネス世界記録に認定される

画像: Twitter (Guinness World Records)

1990年にスーパーファミコン向けに販売されたゲームソフト「スーパーマリオワールド」ですが、発売から約30年経って、わずか41秒022でクリアされることになりました。そして、この記録はギネス世界記録にも認定されたとのことです。

スーパーマリオワールドと言えば、スーパーマリオブラザーズシリーズの4作目という位置づけでスーパーファミコンの発売と同時に販売が開始されたソフトとして知られています。記事作成時点で31年以上経過しており、スーパーファミコンにおいては代表的なゲームソフトの1つとしての位置づけです。

当然このようなゲームは様々なやりこみが世界各国で行われていて、通常プレイで最速クリアタイムを目指したり、最速でマリオの残機を上限にしたり、ゲームのバグを利用して最短クリアを目指すものまで多種多様に存在します。そんなやりこみの中、今回ギネス世界記録に認定されたのは「(バグありでの)最速クリアタイム」でFURiOUSという愛称で知られているブラジルのマテウス・ファータドさん。

スーパーマリオワールドは通常プレイすると、一般的にクリア時間は6時間以上かかるゲームなのですが、ファータドさんは2020年6月11日に41秒022(以前の世界記録は41秒350)でクリアすることに成功。実際にファータドさんがこの記録を樹立したときのプレイ映像はTwitterのGuinness World Recordsが公開しているムービーで確認することができます。


ファータドさんがゲームのスピード攻略に興味を持ちだしたのは2014年頃のことでした。当時はゲーム内のバグを利用せずに最速クリアを目指すものにハマっていたそうです。その後、バグありでのスピードクリアするカテゴリに興味を持った彼は幼少の頃から好きだった「スーパーマリオワールド」の最速クリアに挑戦するようになりました。

ファータドさんは「最速クリアに挑戦する場合は『自分が楽しめるゲーム』を選ぶことが重要です。そのゲームを一度クリアした後は、既存の世界記録を分析し、もしSNSなどでゲームのコミュニティがあるならばフォローしてください。きっとあなたの記録を更新するため、コミュニティメンバーが手助けしてくれるはずです」と語っており、自身の記録は様々な人のサポートがあって成立したと述べています。

このため、実際に何かのゲームの世界記録を目指す際は1人で物事を解決するのではなく、いろんな人の知識やアイデアを吸収して、知見を伸ばすことが重要だとファータドさんが語っていました。