EA(Electronic Arts)のサッカーゲームと言えば、国際サッカー連盟(FIFA)の名前を使用した「FIFAシリーズ」が有名です。同シリーズは1994年に1作目の販売が開始され、既に30年近く経つのですが、遂にFIFAとの契約終了することが決定。2023年からは「FIFA」から「EA SPORTS FC」にタイトルが変更されるとのことです。
FIFAシリーズの対抗作品として日本のコナミが製作している「eFootball(旧作名:ウイニングイレブン(Pro Evolution Soccer))」があります。しかし、FIFAシリーズはeFootballシリーズよりもプロサッカーリーグのライセンスを多数保有しており、それらのリーグやチームをはじめから実名で使用できるのが特徴。この点がFIFAシリーズが非常に優れている点として評価されています。
そんな中、EAは2022年5月10日に「2023年以降はFIFAとの契約を終了し、FIFAを冠したタイトルは今年が最後になります」と発表。この発表に合わせて、2023年に販売予定のゲームタイトルが「FIFA」ではなく「EA SPORTS FC」に変更となることも明らかになりました。
この発表でFIFAシリーズが好きなユーザーとして気になるのは「EA SPORTS FC に搭載される実名チーム数も減るのでは?」という点ですが、EAは「タイトルが変わる以外は何も変わりません」と述べており、これまで搭載されていたゲームモードやプロサッカーリーグ、チーム、所属選手、スタジアムのライセンスはそのままになると説明しています。
画像: Flickr (steamXO)
なお、名称変更は2023年以降となるため、2022年後半に販売予定の作品はこれまで通り「FIFA 23」となる予定で、同作品には「(男女別の)FIFAワールドカップモード」が搭載されるようです。このFIFA 23で「FIFAシリーズ」は1つの区切りを迎える形となりますが、2023年以降はタイトルが変更となっても、これまで通りのゲームモードがプレイできることをEAは約束しています。