「駆除実験のため」100匹のGを解き放っても良い家庭を害虫駆除業者が募集中、報酬は約27万円

スズメバチやシロアリなど害虫と呼ばれる生物は多く存在しており、一定数以上、目の前に現れてしまった際に頼りになるのは害虫駆除業者です。そんな中、アメリカの害虫駆除業者が新たな害虫駆除方法の効果を調査するため、100匹のゴキブリを解き放っても良い一般家庭を募集しています。もちろん、無料報酬ということはなく、協力してくれた家庭には2000ドル(約26万8500円)を支払うとのことです。

アメリカのノースカロライナ州に本社を置く害虫駆除業者のThe Pest Informerが同社の新しい害虫駆除の効果を検証するため、100匹のワモンゴキブリを家に放っても良い家庭を募集しているそうです。

同社が検証しようとしている新しいゴキブリの駆除方法は「家族やペットに害を与えるものではない」方法を取るとのことで、非常に安全な手法を実験しようとしているそうです。なお、この検証中に「目の前にゴキブリが現れたとしても、殺虫剤をかけるなどの駆除を行ってはいけない」というのが条件となっており、検証期間は30日間続くと同社は述べています。

つまり、業者がゴキブリを100匹放った後、30日間は業者が作業を行わない限り、一切のゴキブリ駆除を行ってはいけないということ。しかも、業者が実験する駆除方法は「(健康被害を受けない)安全なもの」であることから駆除効果の有無はわからず、失敗した場合は地獄絵図になること間違いなしということです。

なお、駆除に失敗した場合はThe Pest Informerが責任をもって、通常の駆除作業を行う上、2000ドル(約26万8500円)の報酬をもらえることから、ゴキブリに拒否反応を持たない人にとっては意外とアリなものかもしれません。

なお、募集定員は5、6軒の住宅で申し込み期限は2022年7月31日までとなっています。アメリカで生活している人で家にゴキブリを放っても問題ないという人は申し込んでみるのもアリだと思います。