「一体いつから死んでいると錯覚していた?」火葬したはずの黒猫が飼い主の家に戻ってくる事態が発生

イギリスのベルファストに住むフレディー・オクラリーとシネイド・オクラリー夫妻はある日、飼い猫の遺体を火葬しました。しかし、数時間後、火葬したはずの飼い猫がひょっこりと家に帰ってきてしまうというハプニングが発生してしまったとのことです。

オクラリー夫妻が飼っている黒猫は「シンバ」という名前で14歳の高齢の猫です。ある日、シンバは家を出た後、1日経っても帰ってくることはありませんでした。翌日、夫妻は家のそばの道路の上に「車に轢かれた」と思われる黒猫の死体を発見。死体をよく見ると、シンバの特徴である胸に白い毛があったことで夫妻は「シンバは死んでしまったんだ」とショックを受けたそうです。

シネイドさんは当時について「シンバは息子が物覚えのついたころから飼っている猫であり、家族にとって、とても大事な存在でした。このため、ちゃんとした『お見送り』をしないといけないなと感じたのです」と語り、黒猫をちゃんとした形で弔ってあげようと火葬することに決めました。

その後、夫妻は黒猫の火葬に60ポンド(約9100円)、墓石の購入に25ポンド(約3800円)を支払い、ちゃんとしたお葬式を開いて黒猫を弔うことにしました。お葬式も終わり、黒猫の火葬を済ませた後にシネイドさんは「家族でピザでも頼んで、子どもを喜ばせようか」と考えていたところ、家のそばの道路をうろうろしている黒猫のシンバを見つけたそうです。

どうやら、家の前で死んでいた黒猫はシンバではなく、シンバにそっくりな別の猫だったのです。このハプニングについて、シネイドさんは「ただただ恥ずかしい1日でした。まさか、自分がこんなコメディみたいなことをやるとは思いませんでした。わざわざ墓石まで用意したのに(笑)」と語っています。