「逮捕後も満面の笑み」クリスマスイブに彼氏を殺した女性、その意図とは?

画像: Facebook (Cape Girardeau Police Department)

2021年12月24日にアメリカのミズーリ州に住んでいる女性が恋人を剣で刺し殺すという事件が発生しました。この女性は「彼氏は以前から『自分の中に何者かが住んでいる』と話していたので、その苦しみから解放してあげた」と語っており、自分が悪いことをしたという意識はないとのことです。

この事件は2021年12月24日の23時頃にケープ・ジラードー警察に「怪しい動きをしている人がいる」との通報を受け、現場に急行しました。すると、警察は家の外で血まみれの状態で立っているブリタニー・ウィルソン被告と彼女のすぐそばの芝生の上に剣が落ちていることを発見。その後、警察は家の中を捜索し、地下室で死亡した男性の遺体があることが確認されました。この遺体はウィルソン被告の彼氏であり、同じ家で同居しているハリソン・スティーブン・フォスターさんだったそうです。

警察がウィルソン被告に尋問したところ「フォスターと覚せい剤を一緒に使った」と語っており、本人が違法薬物を使用していることを自ら明かしたとのこと。その後「フォスターは数カ月前から『自分の中に何か別の存在が複数住んでいるようだ』と話して、いつも苦しんでいたので、私が剣で刺して解放してあげた」と続けていました。

ウィルソン被告はそのまま逮捕され、ケープ・ジラードーの刑務所に移送されました。収監される際の写真撮影ではウィルソン被告は満面の笑みを浮かべており、本人に罪の意識は全くなく、むしろ「良いことをした」と考えているようでした。

彼女は第一級殺人と武装犯罪行為で起訴されており、保釈金として現金200万ドル(約2億2900万円)が設定されています。