「全長630m以上」ベトナムで世界最長のガラス橋が誕生、中国の世界記録を抜く

画像: YouTube (Han Bụi Official)

世界最長のガラス橋と言えば、中国の湖南省にある張家界大峡谷にかかっているものが知られていますが、2022年4月30日にそれよりも200メートルほど長いガラス橋が開通します。なお、この橋はベトナムのソンラ省モクチャウ県にあり、現在ギネス世界記録に申請中とのことです。

記事作成時点におけるガラス橋最長記録は中国湖南省の張家界大峡谷にかかるもので全長1410.7フィート(約430メートル)のものです。しかし、2022年4月30日に開通を予定しているベトナムのソンラ省モクチャウ県にある「Bach Long」と呼ばれる橋は全長2073.5フィート(約632メートル)の橋となっています。

また、同橋は地面から高さ150メートルに地点に架けられているため、簡単に割れることのないように、厚さ40ミリメートルの強化ガラスが床面に使用されています。また、安全確保の観点から橋を一度に渡れる人数にも制限を設けていて、最大500人までしか渡ることができないようにする予定であるとのことです。

実際の橋の様子はYouTubeのHan Bụi Officialが公開しているムービーで確認することができます。

なお、この橋については地元の観光関係者の間で期待されており、この橋の開通でモクチャウ県への観光客が増えることを期待しているそうです。また、同関係者によると、現在「Bach Long」をギネス世界記録への登録に向けた手続きを進めていて、近いうちに世界記録が中国のものからこの橋に置き換わる見込みとのことです。